言うこと、言わない事

自分は制作中に八割方思った事を直球で言う。というか言ってしまう。
やっぱり良いモノを作りたいから

それぞれが目指すモノがあり好きなモノがある
それで縁が切れてしまうのは仕方がない事だと割り切っている

残り二割「言わない事」がある。
これも「好み」という範疇になってしまうのだが。


それは例えばリバーブの深さだったり
それは例えば歌の大きさだったり


本来エンジニアとは「クライアントの要望に応える」のが最も重要である。
だからメインを上げてって言われたら上げるしスネアを上げてとオーダーされたら上げる。

自分の中で「デカすぎると思うんだけどなぁ」と思ってもそこは要望に応える。


何故言わないか
それは本人に気付いて欲しいから


ニコニコ動画なんて画期的なコメント機能があるんだから、そこでアドバイスなんかいくらでももらえる。
半数以上の人が「デカくね?」と書いてたらそれは正しいとわたくしは思っている。


そういうのを糧にまだ底辺(あんまり好きな表現じゃないけど)な人の耳がどんどん成長していってもらえれば良いなぁと僕は思うのだ。


ボカロPとか歌い手さんはMixの知識を無理して覚える必要なんて全然ないと思う。
だって好きな音作る人とやったらそれでいいだけの話じゃない。

そんな事を気にするくらいだったら歌なり曲作りなりの探求をした方がよほど建設的だと考えている。


俺もまだまだ未熟だが沢山の方とこうして関わりあえた事はとても幸せだ。
一緒にちょっとずつ成長していけたらいいね。


では今後とも里内をよろしくどうぞ