過去ログ:2007/03/21

『身近にある混沌』


仕事帰りの電車にて思ったこと。


平日なのに人が多いな〜と思ったら明日は春分の日。世間一般的には休日なのね。
まぁここのところ休みが多かったので僕は休日返上で働く事になりそうだが。
別にいいもんねー。


そう。休日前夜の電車と言ったらネタの宝庫でしかない訳で。


今日JR品川駅で見かけたオッサンはそれはそれはパンチが効いていた。

遠いところから「オラァ〜ッ!」という声がしたので目を凝らしてみるとそこには恐らく泥酔してるであろうオッサンの姿が存在していた。

そのオッサンは推定50〜55才ぐらいに見える。
ホームレスっぽい空気もあるが少しキレイな格好だったので違うようだ。


観察しているとオッサンがまた「オラァ〜ッ!」と叫んだ。何やらブチ切れらしい。
それにしてもシュールな光景である。


ホームに電車が入ってくるなり彼のとった行動は電車を殴ることだった。


また「オラァァ〜ッ!」という今度は少し長めの叫び声と共に電車にドカッドカッと二発程渇をいれる。

かれこれ三年程東京で過ごし週末にホームで見かける嘔吐物程度には驚かなくなった僕だが、さすがに電車に喧嘩売った人間は見たこと無い。


おまいは承太郎か?


その後オッサンはまだ怒りが静まらないのか若い駅員にガン飛ばしつつ歩み寄って行く。

「オラ〜ッ!」
「オラァァァァ〜ッ!!!」

もはや死闘は避けられないのか?と思いきやその標的となった若い駅員はオッサンをヒラリと交わし、何食わぬ顔で去っていった。

その瞬間、正直僕は爆笑しそうになった訳だが今思うと仕事放棄だなアリャ。
酔っ払いを駆除するのも駅員の務めだろっと。


しばらくしてオッサンは忽然と人ごみに消えていった。


まぁこんな世の中じゃ叫びたくなる気持ちもわかるがな。

誰しもそういったアフォのような行動を取る可能性はある。
身内が死んだだの会社が倒産しただのは常に身近に溢れているものだなと。

あとはそれを受けての回避能力、昇華する力が問われるのかもね。
勉強になるわ。


そして帰りの京浜東北線は体が宙に浮かびそうなくらい混んでいた。
酔っ払った学生の甲高い声が電車内に響き渡る。

はいはいカオスカオス。
今のうちに遊んどけ。


春だなぁ。