過去ログ:2007/03/10
『終わり良ければ全て良し』
先日仕事を終えた後の帰り道での話
良く考えたら今日一日何も食べていないことに気付く。
これはマズイと思い、最近はご無沙汰だった会社から歩いて5分の「揚州商人」というラーメン屋に寄って帰ることにした。
お店に入ると店内はなかなか賑わっていた。
店員はホール一人、厨房一人。
ホールの店員は「イラシャすいませ〜」と一言発したきり、店の看板商品の杏仁豆腐が山のように入っている保冷庫を一心不乱に整理している。
俺はどこ座ればいい?
その後声もかけられずしばらく立たされっ放しだったので勝手にカウンターの席へ座る。
おかしいな。来ない。
水どころかメニューすら誰も持って来やしない。
「食うな」ってことか?
とりあえずその辺の棚に突っ込まれてあったメニューを勝手に引っ張り出して見ることに。
こくねぎトロ豚ラーメンの炒飯セット。
ようやくホールの店員と目が合ったので注文の為呼ぶ。
一通り注文し終え、怒りをこらえて俺は言った。
俺「お水ください(てめぇコラ飲食ナメてんのか)☆」
店員「しょしょお待ちクダサイ」
んでしばらく待つ。
………
−−−ちょ、水は?
客はどんどん入って来ている。
あっ、席案内してるし。メニューも出してんじゃん。
つか今お水出した人俺よか遅く来た人じゃね?
で俺のは?
また俺の存在は彼らの中から消えてしまったようだ。
ようやく思い出したのか、やっと水を持ってきた。
店員「お待たせシャシヤ!」
てめぇコラ。
イライラしつつもやっと注文到着。
ちなみに言っておくとこの「揚州商人」は味の起伏がマジで激しい。
深夜は戦慄するほどマズい物が出てきたりする訳。
どうせ混んでるし期待してねーよとか思いつつ食べ始める。
なんだこれは。
ふざけんな。
メチャメチャ美味いじゃねーか。
結構な期間この店に通い続けてきたが間違い無く今までで一番美味い。
炒飯とかツヤツヤなんすけど。
こうして俺のやり場の無い怒りは「なか○ま」さんの作る料理によって中和されたのだった。
そして俺は「もうアンタが作ってる日しか食いに来ねぇよ…」と一人心に決めたのである。
お会計。
レジには問題の店員。
店員「アリがトーごじゃシタ!」
「(てめぇは少し考え直せ)」と心の中で呟き「ごちそうさまです」と言って僕は店を出た。
2011年追記-----------------
確かこの店潰れた