楽曲制作でのデータやりとりにおけるファイル名のつけ方
とても基本なんだけど意外に大事なので書いておきます。
いわゆる「mix師」と呼ばれている方へデータ送ったりコラボする際にスムーズにやりとり出来るよう覚えておいて損はないと思うので。
長いよー。覚悟はおk?
「メインボーカルテイク1」というファイルを送ると過程します。
絶対に避けて欲しいのはファイル名に日本語大文字表記を使うということ。
これはWindows>Mac間などの場合とても重要になってきます。
依頼先の環境が比較的新しい場合(WindowsXPやMacOSX LeopardやCubase5以上、ProTools7以上等)はそれでもファイルを読み込める事がありますが、古いver(MacOS9等)では読み込めないという現象が発生します。
これは文字コードなどの互換性により発生する現象で今では少なくなりましたがそれでも稀に遭遇します。
これを回避する為に上記を「メインボーカル1(全て半角英数)」というファイル名にすれば読み込める確率はかなり上がります。
これだけでエラーが出る可能性はかなり減り制作が円滑に進むようになりました。
ここから先は各エンジニアさんやクリエイターさんによって変わってきますが、僕の個人的な「完璧なファイル名のつけ方」いきます。
「メインボーカルテイク1」
例えばこの場合自分は
「0823MainVoTake01」
とファイル名をつけます。
頭の0823は「本日8月23日にRecしたものですよ」という意味。
もし翌日の8月24日に再びメインボーカルを録り直して送信するとすれば0824に表記を変えます。
これで同名ファイル受信による上書きでの0823テイクが消える事を防げます。
Voはボーカルの略称。ハモであればHarmo、ダブルであればDBLなど略称で記入する事により短く、パっと見で把握できるようにします。
そしてTake01
例えば同日にテイクを25本Recして全て送るとします。
その場合順番に01から25まで01・02・03〜…とつけていけば全て区別可能となります。
なんと最大99テイクまで簡単に把握可能!(そんなプロジェクトは存在しないとは思いますが…w)。
後は個人的にファイル名に空白や.(ドット)を絶対入れないようにしています。
空白は文字化け回避、.(ドット)は拡張子のエラー回避の為です。
例:「0823MainVoTake.01」と明記した場合、拡張子wavの場合では「0823MainVoTake.01.wav」となり.ドット重複による拡張子識別エラーが発生する可能性があります。
長々と書いてしまいましたが以上の様な点を意識しつつ制作を進める事により無駄な時間のロスを防げるかもしれません。
「時は金なり」とはよくいったもので、そのちょっとした積み重ねで円滑に制作が進みより良い作品が出来ちゃったりしてね。
ファイル名一つとっても大事という事を覚えて頂ければ幸いです。
では皆様が素敵な創作ライフを送れますように